パンのおうさまという絵本


書店の絵本コーナーをたまにのぞきます。
そこで見かけた『パンのおうさま』という絵本。
食パンサイズのその本は、棚の中でも異彩を放っていました。
ピカピカとした光というよりはふわふわとした香りのような。


表紙と裏表紙はかためのスポンジ素材でできていて、本物のパンのよう。
横から見るとサンドイッチみたい。
なんだこれは!
こんな加工ができるんだなぁとびっくりして、羨ましくなりました。


コロンと手元に置いておきたくなる絵本。
ちびっ子にあげたら喜ぶだろうなぁ。
プレゼントにも人気みたいです。


お話の内容は、パン大好きなおうさまが
「このくにのすべてのものをパンにしなさい!」と
街の人に宣言したことからはじまります。
家からはじまり、ぼうし屋さん、家具屋さん…街中のお店が
パンにつくりかえさせられました。
いいな、王様。
パンだらけになった最後の結末は…。
(是非、絵本を読んでみてください)


お気に入りのページは、ここ。
ペットショップの真ん中あたりにいる、クロワッサンみたいな虫?
が気になる。


アートディレクターでもある作者のえぐちりかさんが
本を紹介しているページを読むのもおもしろいです。→


『パンのおうさま』小学館
作/えぐちりか→